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スノーピーク/Snow Peakの焚火台。完成されたその美しさはBBQに使うのが勿体ないほど。使用して汚す前の美しい姿をレビュー。

ついに購入しました。スノーピークの焚火台。

金属加工に片足携わっている私はどうしても燕三条の金属加工技術の結晶、スノーピークの製品を無視する事は出来ません。

見事な溶接、板金技術。黒染め加工までとても綺麗に手が行き届いています。

その洗練されたフォルム、機能美、堅牢性、これ以上の焚火台が他にあるのでしょうか?

 

購入の動機

子供とキャンプして自然を楽しみたい

焚火、BBQはキャンプの顔。

キャンプを本格的に始めたいと思ってから早数年が経過しました。

焚火台を買ってしまえば無理矢理にでも行動に移すだろうという算段です。

都心部は年々自然と触れ合える環境は減少しています。

私が子供の頃は空き地だらけで、虫取りしたり隠れんぼしたり遊び場には困りませんでした。

沼地も多くありザリガニもそこら辺で獲れました。

私の子供達にも自然が身近なものとして体験させてやりたい。

そんな思いが焚火台には込められています。

久しぶりにアメリカ人と会話してBBQ熱に火が付いた

人生は楽しいもの

そんな概念が根本に根ざすアメリカ人は実に楽しそうに週末を家族や友人と過ごします。

日本でいう陽キャやパリピとは少し異なります。

乱痴気騒ぎを起こしたいわけでは無く、純粋に楽しみたいのです。

夜にダンスクラブへ行くと、驚くほど中年カップルや熟年カップルでひしめき合っています。

老夫婦が仲良く踊る姿はホッコリしますね。

中でもBBQはアメリカ文化と言っても過言では無く、切っても切り離せない存在です。

バルコニーや屋外スペースのあるアパートには必ずBBQセットが置いてあります。

泣く子も反抗期の子供達も肉を焼く父親には敬意を払うBBQ恐るべし。

焚火台とは

実は焚火台を初めて提唱したのがスノーピーク。

それまでは直火の焚火が当たり前でした。

私も幼い頃に焚火の組み方を習いましたが

まずは大きめの石を探して土台を組み、その上で薪を円錐か井桁に組み点火するというものです。

目ぼしい石がない場合は地面に直に薪を組んで焚火をしている人も。

直火は自然環境に害悪

直接地面の上に薪を組んで火を炊くと植物や微生物が熱で死滅してしまいます。

キャンプ場では何度も何度も火を炊くわけですから周辺の自然環境への被害は甚大です。

そんな事情と需要をいち早く察知したのがスノーピークでした。

大量の灰は自然環境に良くない

更に言及すると焚火後の大量の灰もそのままにすると自然環境に悪影響を与えるようです。

特に炭から出た灰はダイヤモンドのように純粋な炭素に近く、数百年経っても灰のままです。

灰の化石が昔の地層から見つかったりしています。

灰はカリウムを含むため一定量ならむしろカンフル剤として草木を育てます。焼畑がいい例ですね。

しかし大量に廃棄されてしまうとphが上がり過ぎたり、また焼けのこりが捨てられて山火事の原因になったりするので、やはり野外では灰は持ち帰るか指定の場所で処理しましょう。

家でBBQする場合は上記の懸念がなければ庭に撒いても問題ないでしょう。

むしろ綺麗な花を咲かせると思いますよ!

焚火台セットは自然への配慮でありマナー

そんな焚火による自然への被害を考慮して誕生したのがスノーピークの焚火台。

薪を受ける台と大地と接する足は熱が伝わり辛くなっており、それだけでも自然へ配慮しています。

セットのベースプレートとベースプレートスタンドを付け加える事で、地面に熱が伝わる事は皆無となり、またベースプレートが灰の受け皿となるので灰による被害も防ぐ事ができます。

自然から学び、自然を楽しむのですから、自然への配慮もすべきですよね!

さすがスノーピーク!

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左:スノーピーク焚火台。右:ベースプレートonベースプレートスタンド

スノーピークの焚火台セットの優れた点

スノーピーク焚火台のgood point
  • 拡張性。焚火もBBQもできる
  • 堅牢性。一生モノのアイテム
  • 機能美。美しく無駄のないフォルム

拡張性。焚火もBBQもできる

焚火台の一番のポイントはスノーピークならではの拡張性ではないでしょうか?

そのまま使うと焚火台ですが、オプションをつける事でBBQ台になったり、ジカロテーブルがついたりします。

昼ごはんはBBQ台として使用して、黄昏時からは焚火台としてキャンプファイヤーを楽しむ事ができます。そうスノーピークならね!

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左:スノーピーク焚火台セット。右:オプションのグリルブリッジと焼き網を乗せたBBQ仕様

堅牢性。一生モノのアイテム

スノーピークの焚火台は1.5mm厚のステンレス鋼板からできています。とても分厚いです。

焚火台にはSnow Peak Head Quarter の刻字。

スノーピークの本社は金属加工技術で有名な燕三条にあります。Head Quarter は本社の意味ですので、焚火台はまさしくmade in 燕三条!

溶接も板金も丁寧な仕事がなされています。

20年使っても壊れなさそう。

その分非常に重いです。5キロ以上あります。

しかし、逆にこの重さのおかげでBBQ時も非常に安定しており、重い鍋を置いてもビクともしません。

機能美。美しく無駄のないフォルム

逆三角錐の薪受けに4本の足。

考え抜かれた美しいそのフォルム。

美しいだけで無くワンタッチで折りたたむ事ができる、その機能性と収納性には脱帽です。

どれも同じような形をしてるじゃん。安いやつでよくね?

そんなことはありません。

その無駄を削ぎ落とし洗練されたスノーピークのデザインは、かのiPhoneのアップル社から大絶賛されています。

ピラミッド然り、三角錐にはシンプルかつ洗練された美しさがあるのです。

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ワンタッチで開きます。組み立て3秒。

おすすめはLサイズの焚火台

焚火台はS、M、Lの3サイズ展開されていますがおすすめはLサイズです。

サイズ選びには非常に頭を悩ませました。

Mでも良いのではないかと。

結果からするとLで大正解。

大は小を兼ねるです。

Mを購入していても、いずれLを買い直す日が来たでしょう。

感覚的なサイズ感
  • Sサイズ: ソロキャンパー向け
  • Mサイズ: 2人で焚火を楽しむサイズ
  • Lサイズ: 家族や友人達と楽しむサイズ

焚火台Lサイズを選んだところで、

オプションのベースプレート、ベースプレートスタンド、炭床Proはどのサイズが合うのでしょうか?

焚火台Lに合う組み合わせ
  • ベースプレートL
  • ベースプレートスタンドM(L)
  • 炭床 S/M/L

ベースプレートには4つの楕円の穴が空いていて、各穴に焚火台の足がハマります。

よって焚火台とベースプレートのサイズは合致させる必要があります。

ベースプレートを支えるX字のスタンドには上下があり、一方がMサイズでもう一方がLサイズ。MLどちらにも対応できます。

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ベースプレートスタンドML。二枚の鋼板をX字に嵌め合わせて使用します。美しい。

炭床は好みによってサイズが分かれます。

炭床ProはLサイズがいいとは限らない

焚火台Lサイズに対する炭床のサイズ感
  • Lサイズ: BBQ用
  • Mサイズ: BBQと焚火用
  • Sサイズ: 焚火用

炭床の役割は焚火台のを浅く保つことで炭の量を節約する事です。

焚火台が逆ピラミッド型の為、正方形の板である炭床の面積が大きくなる程、炭床が焚火台内にはまる位置が上部になります。

炭床Lを設置すればより焚火台が浅くなるので炭の量は少なくてもBBQの肉に火が通ります。

しかし焚火目的で炭床Lサイズを使うと焚火台が底上げされ過ぎて薪があまり入らず楽しさ半減です。

私は焚火も楽しみたい為、炭床Sを選択しました。

四角錐と正方形ならではの調節方法ですね。

焚火台の四角錐形状はここまで考え抜かれた結果なのでしょうか?恐るべしスノーピーク!

確かに焚火時は申し分無く薪がフィットしそうですが、BBQ時は焚火台の底が深過ぎて火力不足を感じました。

しかしこの問題はグリルブリッジの高さを調節する事で解決できます。

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炭床Pro Sサイズ。焚火台Lと合わせると大分底の方へ行ってしまいますが、これでOK。

足りない火力はグリルブリッジで調節可

焚火台のオプションでグリルブリッジという焼き網を乗せる台があります。

グリルブリッジの爪を焚火台に引っ掛けて固定するのですが、三段階で高さを調節することができます。

炭から遠ざけると距離が出来るため火力は弱まります。

逆に近付けると火力が上がります。

実際に炭床Sサイズで炭を敷きグリルブリッジで火力調節しましたが、充分な火力が出ました。

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グリルブリッジの爪位置で火力を三段階に調節できます。

こんなに美しい作品を火と肉汁で汚すのはなんだかもったいない気がしますが、それでは本末転倒ですね。

しかしそれ程の美しさがスノーピークの焚火台にはありあります。

次回は実際に庭で試運転してみたいと思います!

スノーピーク(snow peak) 焚火台 L ST-032R

スノーピーク(snow peak) 焚火台 L ST-032R

 
スノーピーク(snow peak) 焚火台 L ベースプレート [5~6人用]

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スノーピーク(snow peak) 炭床Pro S [1~2人用]

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スノーピーク(snow peak) ベースプレートスタンド L/M [5~6人用]

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スノーピーク(snow peak) 焚火料理 焚火台 グリルブリッジ L

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スノーピーク(snow peak) 焼アミ Pro. L [5~6人用]

スノーピーク(snow peak) 焼アミ Pro. L [5~6人用]

 
スノーピーク(snow peak) 焚火台 L コンプリート収納ケース [5~6人用]

スノーピーク(snow peak) 焚火台 L コンプリート収納ケース [5~6人用]