アウトドアに挑戦中!インドア派ママの人生いろいろ育児ブログ

アウトドア派パパの趣味に巻き込まれているインドア派ママの育児ブログ。

義実家へ里帰り出産した体験談②初産の時、産後編

いろいろな無理を乗り越え、無事に長女を出産した後

義実家で産後を過ごしたのですが

その時の想像をはるかに超えるストレスと

どう乗り越えたのか、希望の光を見出していったのか。

ご紹介したいと思います。

 

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お産の振り返りと共に

義家族の近くでお産を迎える予定の方の

産後の過ごし方の参考になったら

本当に、嬉しいです。

 

 

 

初めてのお産をすごく簡単に振り返る

胎児の娘は頭が大きめで

身長146㎝の私が自然に産めるかどうか不安、とのことで

先生から早めに産むべし、と

計画分娩で予定日よりも早く産むことに。

 

陣痛促進剤投与を開始して2日目の夕方、

自然に破水して出産となりました。

 

当時、旦那さんはブラック企業に勤めていて

お休みをもらえませんでした。

だから当日の朝は義父が車で私と荷物を

病院へ送ってくれました。

その後の入院手続きやお産の準備、

陣痛に耐えるのも1泊して翌日を迎えるのも

全部わたし一人でした。

そのことに、私に接する全てのスタッフの方が驚いていました。

「え?!一人なの??!!誰か一緒に来てる人いないの?!」

という感じでした。

 

旦那さんは仕事に行ってしまって

私のことは気にしつつも

私のことは義両親任せ、みたいな状態でした。

 

自分がいなくても大丈夫、という感覚。

個人差があると思いますが

私の旦那さんは当時、あまり家庭に関心が無いというか

家庭を持つ・家族が増えることの喜びとか、責任感とか、

そういうことを感じるタイプではなかったんです。

義実家へ引っ越したせいで

その感覚がより強くなっていたような気がしています。

 

退院の時も義両親が車で迎えに来てくれて

旦那さんは仕事へ行っていました。

私は退院の日が嬉しくもなんともなかったし

旦那さんでも自分の親でもない人に迎えに来てもらうなんて

なんて寂しいんだろう、と

感じていたはずです。

でも、産後の不安定な心身の状態でも感情を抑えて

ワガママ言ってはいけない、迎えに来てもらえるのだから

ありがたいではないか、と自分に言い聞かせていました。

 

義実家での初めての育児

義実家では私は家事は何もしませんでした。

赤ちゃんに授乳したりオムツ替えたりあやしたり。

それだけしかしませんでした。

楽なように聞こえるかもしれませんが、

それはもう、地獄でしたよ(笑)!!!

 

私たちに与えられた部屋の中と廊下、

隣の部屋だけが私と赤ちゃんのプライベートスペース(一応)です。

台所やお風呂、食卓などは全て共用なので

私は触らないし使う時は「お借りします」の姿勢です。

 

幸い、母乳育児は順調に進んでいたし

急な病気もないし

夜泣きもほとんどない子だったので

育児においては特別なストレスはありませんでした。

 

旦那さんは仕事のストレスが大きすぎて

夜眠れないのが本当にきつかったので

別の部屋で眠っていました。

だから夜中に赤ちゃんの泣き声で

旦那さんを起こさないようにしなくてはいけない、

というような私のストレスは少なく済みました。

 

義家族に赤ちゃんを見せなくてはいけない苦痛の時間

義家族にお世話になっているのに

孫の顔を見せないわけにはいきません。

 

毎日、生活音や会話の様子を探りながら

食事の時間以外にも居間へ行き

適度なタイミング適度な時間を見計らって

笑顔で赤ちゃんを連れて顔を出します。

 

義両親、特に義母は嬉しそうに赤ちゃんを抱っこしたりあやします。

そして、

「○○(自分の娘、私の義妹)にそっくりだわ」とか

「私(義母)にそっくりだわ」とか

「おとうさん(私にとって義父)に似て賢くなるわよ」とか、、、

とにかく、義家族にそっくり、という話を

いつまでも、毎日、何度でもしてきます。

私はそれを笑顔で聞き、相槌を打たなくてはならないのです。

 

それ以外にも、自分(義母)のお産の時の話や

義母の子育ての話、子育て論みたいなものや

母親はこうあるべき、みたいな話とか

過去の自分たちの思い出話とか(笑)、

私の実家の悪口みたいなことも言ってきます。

本当に、何度も同じ話を聞かされ自慢されます。

たぶん、自分の方が母親として上なんだぞ、育ちの良い家庭なんだぞ、ということを

言いたかったんだと思います。

 

 

さらにガルガル期の症状が私を襲います。

ガルガル期って、知ってますか?

産後のママは赤ちゃんを他人に触られたくない気持ちが

異様なほどに高まって

人によっては旦那さんでも赤ちゃんに触られたくないと感じて

本当に、ものすごく嫌なんです。

 

私も義母に赤ちゃんを触られると、

赤ちゃんを誘拐されたような気持ちになるんです。

「私から赤ちゃんを奪わないで!!抱っこしないで!!触らないで!!」

そう叫びそうになるんです。

それで涙が出てきたりするんです。

その衝動を必死で抑えながら

義母に娘を抱かせ、言いたい放題言わせ

笑顔でいなくてはいけない。

 

自分の身の回りのことが自分でできない、

やらせてもらえない。

とても狭い空間に閉じ込められているような感覚になる、

聞きたくない話や聞いていて嫌な気持ちになる話を

笑顔で聞き続けなければならない。

誰にも触られたくない赤ちゃんを毎日義母に抱かれる。

赤ちゃんは本当に可愛いのですが、

本当に辛い日々でした。

 

辛い時間を乗り越え見出した希望

毎日毎日、ストレスばかりが溜まっていき

精神的に限界を迎えそうになりました。

普通にしていても涙が止まらないし、

この先うまく義実家で暮らしていく自信なんて全く持てず

イライラさえしなくなりました。

 

そんな時、私は旦那さんに相談しました。

もう限界だ、無理だ、同居はこれ以上頑張れない、と。

 

すると旦那さんは二世帯住宅にリフォームすることを

提案してくれました。

 

私は出産を機に仕事をやめていたし

旦那さんの当時の会社のお給料だけでは

生活していくことは不可能でした。

私は出産したばかりですぐには働けない。

家を出ていくということは金銭的・現実的に不可能でした。

 

本当は、何年後かにリフォームしよう、みたいに

漠然と二世帯住宅にする予定はありました。

しかし、私が耐えられないということをきっかけに

旦那さんがリフォームをすぐにする方向で

住宅展示会場へ義父や義母を連れて行ったりして

話を進めてくれ、

家をリフォームすることになったのです。

 

もちろん、私がストレスに耐えられないから、という理由は

伏せておいてくれました。

 

私は二世帯住宅になることを心の支えとして、

一日一日を必死で耐えて暮らしていったのです。

 

義実家で過ごした産後をさっくりまとめると・・・

とにかくストレスが強すぎた印象しか残っていません。

家事をしなくて楽、とか

料理をしなくて食事ができるなんて贅沢、とか

そういうレベルの話ではないです。

 

自由が無い、足音一つでも聞かれていて

監視されている状態です。

赤ちゃんが泣けば「どうしたの?」と大げさに押しかけてくる。

夜中しばらく泣き止まなければ義母が突然扉を開けて

「あかちゃん見ててあげようか?」(これすごいストレス。親切でもなんでもない)。

 

その他もろもろ、とにかくストレスなんです(笑)!!!

 

全ての義実家がこういう状態であるということではないと思います。

ただ、私の場合は、こうでした。

 

産まれたばかりの可愛い赤ちゃんの育児を楽しむも何も

自分の気に入った物でお世話することもできず

(洗濯物自分で洗えないから義母から借りた

タオルや布団カバー、義母からもらった服ばかりを気を遣って着せていて

自分の買った育児グッズを使えなかったりした)

義実家に合わせるしかないんです。

 

義実家へ同居する、ということは

そういうことなんです。

お世話になっているんだから、文句は言えないんです。

だからこそ辛いです。

不平不満を抱く自分を責める気持ちも産まれます。

産後なのによく耐えたな、と自分でも信じられないですよ(笑)。

 

 

 

産後は心身共に不安定で

慣れない赤ちゃんのお世話もあるし

余計なストレスは本当によくないです。

体が動かない、というのも大変ですが

心が自由でないことはそれ以上に辛いことです。

 

義実家で産後を過ごす予定であれば

旦那さんへお願いして

休日は外へ連れ出してもらったり

少しでも好きなことを好きなようにさせてもらえるような

環境・状況を作れるように

義家族との間に入って調整してもらうのがいいと思います。

やはりママからは言いづらいことだと思うので、

 

「ガルガル期というものがあるから

勝手に赤ちゃんに触らないように」とか

「ママは疲れているからそっとしておいてあげてほしい」とか

いろいろ旦那さんを頼って義家族に伝えてもらいましょう。

 

義実家で産後を過ごすママがリラックスして過ごせるように

ママが少しでも安心して暮らせるように

旦那さんに守ってもらえることを祈ります。